All in One WP Migration プラグインを使ってみた!

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WordPressの移転を考える時

前々から移転したいWordPressサイトがあったので、今回いい機会があったので、All in One WP Migrationプラグインを使って移転を実行してみました。尚、SSH接続ができるサーバー同士という条件があり SnapUpなどが使えればそちらを先に行うのもいいでしょう。

作成:2019/06/08
更新:2021/05/05

以下の制約条件があります。
 ・WordPress バージョン 3.3以上
 ・サーバーや OSの制限なし
  Linux,  MacOS, Microsoft Window
 ・PHP 5.2 以降から
 ・ファイル容量が 512MBまで無料

All in One WP Migrationのインストール

管理画面のプラグイン > 「新規追加」をクリック > 検索窓に「All in One WP Migration」を入力 > 「今すぐインストール」をクリック > 「有効化」をクリックすると、サイドバーに「All-in-One WP Migration」と表示されます。

All in One WP Migration プラグインのインストール画面を表示

All in One WP Migrationの実行

All in One WP Migration メニュー

管理画面から実行したいメニューを選択します。
エクスポート 移転元サイトのWordPressの内容を指定の場所に保存する
インポート 保存していたWordPressの内容を移転先サイトに移植する
バックアップ 移転元サイトのWordPressの内容を バックアップする

サイトのエクスポート

まず、WordPressの内容をエクスポートします。
(1)「エクスポート先」ボタンをクリック



(2)WordPressの内容を保存(ここではパソコンに保存するので「ファイル」をクリック)



(3)ファイルの保存に成功しました。(ここでは 105MBです)



(4)ファイル容量が 512BMを超えるようでしたら、「高度なオプション」を指定してみるのもいいでしょう。

「サイトをエクスポート」の高度オプションを表示した画面

サイトのインポート

先にエクスポートしていたファイルを、移転先のサイトにインポートする。

(1)「インポート元」ボタンをクリックする。


(2)「ファイル」をクリックして、先にエクスポートしていたファイルの場所を指定するか、ドラッグ&ドロップしてインポートする。


(3)「サイトの最大アップロードサイズ」を超過したようでエラーになりました。

 対策として、次の(4)「ファイルアップロードサイズを上げる方法」か (5)「制限をなくす」、さらに(6)「レンタルサーバーの管理画面のPHP編集」 のどれか一つを実行します。



(4)ファイルアップロードサイズを上げる方法(以下の1か2のどちらかのファイルを変更する)
  1 .htaccessファイルを更新

#1つのファイルアップロードに許可される最大サイズ
php_value upload_max_filesize 128M
#POSTデータに許可される最大サイズ
php_value post_max_size 128M
#メモリ使用量の制限
php_value memory_limit 256M
# タイムアウトは5分で指定
php_value max_execution_time 300
# アップロードを5分で受け付ける
php_value max_input_time 300

*上記の数値は参考例です


  2 wp-config.phpファイルを更新

@ini_set( ‘upload_max_filesize’、 ‘128M’);
@ini_set( ‘post_max_size’、 ‘128M’);
@ini_set( ‘memory_limit’、 ‘256M’);
@ini_set( ‘max_execution_time’、 ‘300’);
@ini_set( ‘max_input_time’、 ‘300’);

*上記の数値は参考例です


(5)制限をなくす
    オールインワンWP移行インポートがら有料プラグインを購入する

(6)レンタルサーバーの管理画面の編集(php.ini)(今回はこちらで実行

memory_limit = 256M
post_max_size = 128M
upload_max_filesize = 128M

*上記の数値は参考例です


(7)上記(4)~(6)のどれかを実行後、最大アップロードファイルサイズが増加しているのを確認し、再度「サイトのインポート」を実行します。

  このケースの場合、5MBから128MBに増やしています。今回のファイル容量は105MBなので十分です。
(8)「ファイル」をクリックして、先にエクスポートしていたファイルの場所を指定するか、ドラッグ&ドロップしてインポートする。




(9)確認のために、下記のメッセージを出力してくれます。


(10)サイトのデータが上書き中です。

インポート処理中メッセージ
(11)移転先のサイトにインポートが完了しました。

「サイトのインポート」完了のメッセージ表示

(12)「ユーザー名またはメールアドレス」と「パスワード」を入力して、WordPressの管理画面にログインしましょう。

サイトのバックアップ

「バックアップを作成」ボタンをクリックすると、最初の「サイトをエクスポート」画面に切り替わります。現在のところあまり意味がないみたいです。

「バックアップ」初期画面

まとめ

従来、WordPressの移転はなかなか大変で頭が痛い問題でした。しかし、このAll in One WP migration プラグインは非常に簡単で短時間で終了しました。
 ただ私の感想としては、管理画面にログインする時の「ユーザー名またはメールアドレス」と「パスワード」とは移転先で作ったものではなく、移転元で使っていたモノに変更されることに注意しましょう。また、移転元のサイトでSiteGuard WP Plugin などのログイン情報を追加して使っていた場合は、一応このプラグインを停止してから移転した方がいいと思います。
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