WordPress本に掲載のレンタルサーバー比較

更新履歴
 更新:2023/07/04 
 制作:2019/06/08

WordPress本に掲載されている レンタルサーバー

どのレンタルサーバーと契約したら良いのだろう?
WordPressの本を読むと1章か2章あたりに 「レンタルサーバーを借りてWordPressをインストールしよう。」 と記載されているのを見かけることがあると思います。そこで、このページの趣旨としてはレンタルサーバーを紹介している本を調べ、どのレンタルサーバーが紹介されていて、何処と契約したら良いのかを考察していきます。
基本的には ロリポップ、さくら、エックスサーバーの3社が紹介されています。 そこでこの3社の性能や、機能、料金を比較していきます。
■インストール方法まで記載されているWordPress 解説本
書籍名内容レンタルサーバー
いちばんやさしいWordPressの教本 第6版
発売日:2023年04月
出版社:インプレス
価格:1,958円(本体 1,780円)
さくらのレンタル

はじめてのブログをワードプレスで作るための本 (第3版)
発売日:
2021年07月
出版社:秀和システム
価格:1,980円(本体 1,800円)

エックスサーバー
いちばんやさしいWordPress入門教室
発売日:2020年10月
出版社:ソーテック社
価格:2,398円(本体 2,180円)
エックスサーバー
世界一わかりやすいWordPress導入とサイト制作の教科書 (改訂2版)
発売日:2020年10月
出版社:技術評論社
価格:2,618円(本体 2,380円)
エックスサーバー
今すぐ使えるかんたんWordPress – WordPress5.x対応版
発売日:2020年07月
出版社:技術評論社
価格:1,738円(本体 1,580円)
ロリポップ
はじめての最新WordPress入門 決定版
発売日:2020年02月
出版社:秀和システム
価格:1,650円(本体 1,500円)
エックスサーバー

ロリポップ
WordPressセキュリティ大全
発売日:2019年10月
出版社:秀和システム
価格:2,420円(本体 2,200円)
エックスサーバー

さくらのレンタル
WordPressホームページ入門基本&活用マスターブック
発売日:2019年09月
出版社:インプレス
価格:1,188円(本体 1,080円)
ロリポップ
WordPress Perfect GuideBook
発売日:2019年08月
出版社:ソーテック社
価格:1,738円(本体 1,580円)
エックスサーバー

さくらのレンタル
本当によくわかるWordPressの教科書 改訂2版
発売日:2019年07月
出版社:SBクリエイティブ
価格:1,738円(本体 1,580円)
ロリポップ
?小さなお店&会社のWordPress超入門 改訂2版
2019年07月発売
出版社:技術評論社
価格:2,178円(本体 1,980円)
ロリポップ
できるWordPress
2019年06月発売
インプレス
価格:1,628円(本体 1,480円)
ロリポップ
WordPress標準デザイン講座20 第2版
2019年06月発売
翔泳社
価格:2,838円(本体 2,580円)?
エックスサーバー
1日で基本が身に付く!WordPress超入門
発売日:
2018年01月
出版社:技術評論社
価格:1,980円(本体 1,800円)
エックスサーバー

本に掲載されてる代表的な3社のレンタルサーバー 比較

3社の人気プラン 比較

WordPress本に導入事例として記載されている ロリポップ、さくら、エックスサーバーの3社が推薦している人気プランを比較してみました。
(ご注意)解り易くするために価格は契約期間を1年と限定した場合を前提として計算してます。
 ロリポップ
(ベーシック)
さくら
(プレミアム)
エックスサーバー
(スタンダード)
無料お試し10日間2週間10日間
初期費用
(1年契約の場合)
無料無料無料
月額
(1年契約の場合)
990円
(税込)
1,310円
(税込)
1,100円
(税込)
年額
(1年契約の場合)
11,880円
(税込)
15,714円
(税込)
13,200円
(税込)
ディスク容量400GB
(SSD)
400GB
(SSD)
300GB
(SSD)
マルチドメイン無制限300個無制限
WordPressの利用
WordPress
簡単インストール
MySQL無制限100個無制限
独自無料SSL
電話サポート
バックアップ無料
(自動バックアップ)
無料
(Snapup)
無料
(自動バックアップ)

ロリポップレンタルサーバー

 ロリポップの 3つのプランを比較してみました。ベーシックプランがおすすめです。

 エコノミーライトベーシック
無料お試し10日間無料10日間無料10日間無料
初期費用無料無料無料
月額
(1年契約の場合)
198円
(税込)
418円
(税込)
990円
(税込)
年額
(1年契約の場合)
2,376円
(税込)
5,016円
(税込)
11,880円
(税込)
ディスク容量100GB
(SSD)
200GB
(SSD)
400GB
(SSD)
マルチドメイン50個100個無制限
WordPressの利用x
WordPress
簡単インストール
x
MySQLx1個無制限
独自無料SSL
電話サポートxx
バックアップ(*1)xx無料
(自動バックアップ)

(*1)有料オプションで 「7世代バックアップ」機能

●レンタルサーバー運用20年の実績!
・さまざまなニーズに対応したプランをご用意!
・WordPress簡単インストール機能なら簡単設置!

さくらのレンタルサーバー

さくらのレンタルサーバーの3つのプランを比較しました。おすすめはプレミアムプランです。

 ライトスタンダードプレミアム
無料お試し2週間無料2週間無料2週間無料
初期費用無料無料無料
月額
(1年契約の時)
131円
(税込)
437円
(税込)
1,310円
(税込)
年額
(1年契約の時)
1,571円
(税込)
5,238円
(税込)
15,714円
(税込)
ディスク容量100GB
(SSD)
300GB
(SSD)
400GB
(SSD)
マルチドメイン20個200個300個
簡単インストール
WordPress
x
MySQLx50個100個
独自無料SSL
電話サポート
バックアップx

●さらに速く、快適に「さくらのレンタルサーバ」
2022年2月16日にリリースされた新サーバーでは、SSD化をはじめとした機材の刷新によって、当社従来サーバーと比較して5倍の高速化を実現しました。WordPressなどのCMSも快適に動作します。
・初期費用の無償化
・転送量の無制限化
・ストレージ容量の増加

 

エックスサーバー

キャンペーン情報

エックスサーバーの3つのプランを比較しました。おすすめはスタンダードプランです。

 スタンダードプレミアムビジネス
無料お試し10日間10日間10日間
初期費用
(1年契約の場合)
無料無料無料
月額
(1年契約の場合)
1,100円
(税込)
2,200円
(税込)
4,400円
(税込)
年額
(1年契約の場合)
13,200円
(税込)
26,400円
(税込)
52,800円
(税込)
ディスク容量300GB
(SSD)
400GB
(SSD)
500GB
(SSD)
マルチドメイン無制限無制限無制限
WordPressの利用
WordPress
簡単インストール
MySQL無制限無制限無制限
独自無料SSL
電話サポート
バックアップ無料
(自動バックアップ)
無料
(自動バックアップ)
無料
(自動バックアップ)

●『エックスサーバー』は、安心と快適さを兼備した高性能レンタルサーバーです。国内最速のサーバー環境をお手頃な料金で提供しており、コストパフォーマンスに優れたサーバーとしてご好評をいただいております。
・圧倒的ハイスペック
・運営に便利な充実機能が盛りだくさん
・安心・安全な運用実績と充実のサポート体制

 

レンタルサーバーに関する用語集

サーバー

サーバーとは、インターネット通信網に繋がったコンピュータのことです。普通、レンタルサーバー会社はこのサーバーの一部を利用者に提供していて、その提供契約のことをサーバー契約といっています。

マルチドメイン

マルチドメインとは、1つのサーバー契約に複数のドメインを紐付けた形態です。
インターネットは、IP(Internet Protocol)アドレスという数字の住所が割り振られています(例:「153.127.160.6」)。 しかし、この数字では人は覚えられません。この数字と紐付けるのが「ドメイン」(例:「example.com」)で、このドメインを複数作って1つのサーバー契約で複数のWordPressを運用するのがマルチドメインです。

ディスク容量

ディスク容量とは、契約したサーバーで使えるファイル容量の大きさです。自分の目的に合わせたディスク容量を選択します。

試しに簡単な計算をしてみると、
1GB = 1,024MB = 1,048,576KBバイト
 日本語で10,000文字のページ(約20KB)——> 1GBで約5万ページ
 512×512ピクセルのPNG画像(約500KB)——> 1GBで約2,000枚

HDD/SSD

サーバーにデータを保存するために内蔵ストレージと呼ばれる領域があります。そのため、内蔵ストレージの性能がサーバーの性能を左右する場合があります。以前は内蔵ストレージは「HDD」が主流でしたが、近年では標準で「SSD」が搭載されたサーバーが増えています。

HDDはHard Disk Drive(ハードディスクドライブ)の略で、機械的&電磁的に書き込んだり読み出したりするディスクを使用した記憶装置です。

SSDはSolid State Drive(ソリッドステートドライブ)の略で、半導体素子メモリを使ったドライブ(記憶媒体)のことを指します。

HDDは大容量のデータを保管しておく媒体とし安価で長年使われてきましたが、大量のデータを頻繁に書き換える場合を除いて、近年、SSDは容量が大きくなり読み書きの速度が非常に速くなってきたので急速に普及しています。

データ転送量

サーバーと、これを利用するユーザーとの間で1日に送られるデータの量をデータ転送量といいます。その中にメールやFTPなども含まれます。専用サーバーを使うならともかく共用サーバーを使う関係上データ転送量の上限を設けることは避けられません。この結果が503エラーで処理が止まってしまいます。

WordPress

WordPressとは、Web制作知識のない人でも手軽にWebサイトを運営できることを目的に作られたシステムです。WordPressを使うことで、更新しやすく利用者にも信頼されるWebサイトが作れます。
 基本的にはブログの発展形と言えます。ブログは投稿が主だったけれど、WordPressは投稿や固定ページのほかに、必要ならもう一つの投稿と言えるカスタム投稿を加えて機能を充実させています。

データベース(MySQL)

WordPressを始める時はMySQLに新しいデータベースが必要です。契約の中で「自動的にテータベースを作る」というチェック項目があればオンにすれば自動的にデータベースを作ってくれますが、無ければ予め新しいデータベースを作成しておきます。
 データベース作成後WordPressをインストールすると、自動的にWordPressのテーブルが作成されます。テーブルには投稿データや固定ページなどを保存した「wp_posts」や、ユーザー情報が保存される「wp_users」など12個のテーブルが作成されます。

独自無料SSL

SSLとは、インターネット上で流れるデータを暗号化し、第三者にデータを覗かれたり、盗まれないようにする仕組み(プロトコル)です。独自SSLとは、独自ドメインに対して設定するSSLサーバー証明書のことです。
 近年、GoogleがSSL化を推奨しており、ブラウザがSSL接続時にアドレスバーに「保護された通信」と表示され、そうでない時は「保護されていません」と表示されます。
 有料の独自SSLサーバー証明書はたくさんありますが、無料独自SSLサーバー証明書はまれで、ISRG(Internet Security Group)提供の「Let’s Encrypt」が普及しています。ちなみに、この証明書の有効期間は90日間で、その期間中に更新したらその時点から再スタートしますが、この更新はレンタルサーバー会社が行ってくれます。

独自SSLとは SSLサーバー証明書&ハッシュ化アルゴリズム(TLS 1.2 / SHA-2)
このサイトではSSLをよく知っていただくために、特に独自SSLを中心に記述しています。

WordPress 簡易インストール

WordPressのインストール方法としては、手動でインストールする方法と、レンタルサーバー会社が提供する簡易インストール方法があります。
 初心者の方は、管理画面からコントロールできる簡易インストールを利用するのが便利です。

WordPress バックアップ&復元

WordPressを運用していると、いつ何が起こるかわかりません。そこで万が一の時のためにバックアップを採っておいて、必要な時に復元します。ちなみに、バックアップは、サーバー領域のデータとMySQLデータベースの2種類あります。
 まずは、SSH接続が可能なら「snapup」を使うのが便利で簡単です。さくらインターネットやロリポップで提供しています。さくらインターネットの場合は1サーバー契約で8個まで利用でき、例えば7つのWordPressサイトを運用して残りの1つを更新時に作業用として使うのが便利です。
 次に、WordPressのプラグインの「All in One WP Migration」、「BackWPup」、「updraftPlus」など従来通りバックアップを採っておきます。
 最良なのは簡単に運用できる「snapup」と使いやすい「updraftPlus」を併用して使うのがお勧めです。
尚、エックスサーバーでは管理画面から操作できる「自動バックアップ」がデータ領域とデータベースとも無料でバックアップできるようになっています。

CDN

CDN(Content Delivery Network)とは、契約者サーバーのデータを複数のCDNサーバーへキャッシュしデータの配信を肩代わりするサービスです。大量配信用の広帯域回線、高負荷に耐えられるハイスペックなサーバーを複数用いてアクセスが集中してもサイトが落ちないよう(503エラー)予防し、大量データ配信に特化したシステムもサポートします。

クレジットカード決済に使えるレンタルサーバー
クレジットカード決済代行会社を選んでから、そこに最適なレンタルサーバーを選択しよう!

レンタルサーバーを選択するポイント

自分に見合ったプラン(容量・期間・価格)

皆さんのサイトは文章主体のサイトですか、それとも画像や動画主体のサイトですか。文章主体のサイトではそれほど容量については気にせず小容量でも使えますが、画像や動画が多いサイトの場合は注意が必要です。また、短期間で運用するのか、長期に渡って運用するのかも同様です。これらを十分に検討してプランを決める必要があります。

安定して運営しているレンタルサーバー(セキュリティ・遅い・止まる)

インターネット上には、有害な情報が飛び交っています。初心者にとってレンタルサーバー会社がセキュリティ対策をしっかりやってもらわないと困ります。さらには、レンタルサーバーは1台のコンピュータを共有してサービスを提供している関係で、アクセスが集中して動作が遅くなったり、サーバーの処理能力を超えた場合はエラーメッセージを出して止まってしまうことがあります。このようなレンタルサーバーを選ばないことが必要です。

レンタルサーバー会社のホームページの解りやすさ

初心者にとって最初に頼りにするのがレンタルサーバー会社のホームページです。ところが、このホームページの情報があちこちに散らばっていたら使いづらいですよね。数クリックで見たい情報にたどり着けるユーザビリティを考えたホームページが望ましいところです。

困った時のサポートや資料が得やすい

実際にサイトを制作中にはどうしても解らない事が出てきます。このような時にはレンタルサーバー会社に「電話サポート」か「メールサポート」に頼るか、インターネット上で実際にキーワードを打ち込んで検索するしかありません。

 予め入会する前に、レンタルサーバー会社の電話サポートを使ってみるのもいいかもしれません。また、サポートサイトを確認するとともにインターネット上で「会社名+キーワード」で何か検索してみることをお勧めします。

複数サイトの運営が可能

WordPressのサイトを運営していると、もう一つ別のサイトを作りたくなるかもしれません。そのような場合、別のドメイン(example.comなど)を取得し、今お使いのサーバーに登録(マルチドメイン)して使います。
そのためには、マルチドメインが可能で複数のデータベース(MySQL)が使えるレンタルサーバーを選択しておく必要があります。

まとめ:私の結論はこれだ!

ここまで比較して、初心者の方が利用するとしたら次のような感想になります!

1.どのレンタルサーバーもあまり違いはないようです。
 ★ エックスサーバーの管理画面は使いやすいでしょうか!

2.私の一押しのプラン!
 ★ 初心者が最初に使うには、安くてそれなりの機能が揃ったプランが良いかもしれません。私のおすすめは、さくらインターネットの「スタンダード」です。このプランなら安いし簡単に上位プランに変更できます。他のインターネット会社に乗り換えるのも最近は容易になってきています。

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